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カッコイイ「紅の豚」 [映画]

ハイビジョンで観る「紅の豚」は良いものです
でちょっとだけ当時の飛行機事情を

第一次世界大戦後の世界の飛行機事情は水上機、飛行艇が陸上機よりも高性能だった時代です
ちなみにフロートで浮力を得るのが水上機(カーチス機)
機体が船体となって浮力を得るのが飛行艇(ポルコ機)です

機体を浮かせるためのフロートは誰が見てもわかるほどに飛行時には抵抗になるものですが当時の飛行機は滑走距離を無限に得られる水上機、飛行艇のほうが翼面荷重を高くできるために高速飛行が可能となります
しかし当時の陸上機は滑走路の長さがある為に、更に当時は高揚力装置(フラップなど)の技術がなく翼面荷重を低くして低速でも揚力を得るようになってますので必然的に飛行速度も低くなるのです

翼面荷重については詳しく知りたい方はコチラ

また陸上機も今とは違って複葉(羽が上下に2枚カーチス機のように、これも高揚力を得るため)だったりタイヤがそのままで収納できないため抵抗のもとがおおくて飛行艇のフロートもハンデにはならない(上下の羽をつなぐ支柱や張り線も抵抗のもと)
しかしポルコ機のような単葉機が主流になるのはもう少し後年になってから

とは言ってもそこは当時の飛行機エンジンが今とは比べものにならないアンダーパワーですから400キロにも届かない速度
後半でポルコ機が雲を引いたシーンからもわかるように当時の機体で雲を引くというのは相当な高性能というわけ

こんな感じの知識があるとより楽しめる映画であります

ヒコーキっていいね!
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